心の内側にフォーカス

「闇落ち」という言葉が、ふと頭をよぎることがあります。 映画の中では、根は優しい主人公が、周囲とのズレや不器用さから、少しずつ孤独な道へ進んでしまう……。そんな切ないストーリーです。

私たちの目の前にも、そんな危うさを抱えた方がいます。 根はいい人。けれど、時代の流れやルールの「整理」が苦手で、ついつい周囲を困らせてしまう。その結果、本人が一番損をして、孤立の影が忍び寄る。

私たち職員は、彼を救うヒーローではありません。同じ弱さを持つ人間です。 だからこそ、劇的な解決策なんて持っていません。

今できるのは、何度でも、言葉を変えて伝え続けること。 「そのままでいい」とは言えないけれど、「見捨てないよ」という意思を対話に込めて。 少しでも良い方向に光が差すよう、今日も地道な関わりを続けています。